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「店長が勝手にタイムカードを切ってる…。」こんなのアリ!?4つの対策

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飲食店ではたらいていると、店の閉め作業、片付け中に、店長が勝手にタイムカードを切ってしまったり、そもそも店の閉店時間に合わせて計算されていて、タイムカード自体がなかったりといったケースも、残念ながら少なくありません。

会社として労働者を雇用する場合に、労働者の労働時間を把握することは会社の義務であって、「労働時間を把握していなかったので残業代は払わない。」というブラック企業の主張が、労働法違反の違法な主張でらうことは明らかです。

未払残業代は、このように勝手にタイムカードを切られてしまったり、そもそもタイムカード自体がなかったりというケースであっても、残業代請求することができます。

そこで、店長に勝手にタイムカードを切られてしまう飲食店、小売店などではたらく従業員の方に向けて、この問題行為への対応策を、労働問題に強い弁護士が解説します。

1. タイムカードを勝手にきられていたら?

まず、タイムカードを勝手に切られていることに気づいたら、労働者側として、どのように対応したらよいのかについて、弁護士が解説していきます。

飲食店や小売店において、店長が行いがちなタイムカードについての不正には、次のようにさまざまなバリエーションがありますが、対策は共通です。

  • 閉店時間になると、勝手にタイムカードを打刻される。
  • タイムカードを打刻させた後に、店の閉め作業、片付け作業を命令される。
  • タイムカードは、閉店時間に切るように自動的に設定されている。
  • 終業時刻にはタイムカードを切らず、閉店時間で一律に計算されている。

1.1. 実労働時間の証拠を残す

タイムカードがなく、会社が労働者の実労働時間を把握していない場合であっても、労働法的には、残業代がなくなるわけではありません。「1日8時間、1週40時間」を越えてはたらけば、タイムカードがなくても残業代は発生します。

しかし、タイムカードがなく、会社も労働者の残業時間をまったく把握していないケースでは、残業代を請求しようにも、請求してよい金額がわからない、ということもあります。

このような場合、残業代の金額を証明する責任は、労働審判や訴訟においては「労働者側」にあることから、せっかくはたらいた分の残業代が請求できないこととなってしまうおそれもあります。

そこで、労働者として、「タイムカードが店長に勝手に切られてしまう。」問題に対抗するためには、自分の実労働時間を把握して、証拠に残しておく必要があるわけです。

1.2. 事前の準備が間に合わなかったら?

「タイムカードを勝手に切られている・・・」と気づいたときには、既にかなり長い期間働いた後であって、今から実労働時間の証拠を残そうとしても間に合わないというケースも残念ながらあります。

事前の準備が間に合わず、残業代の証拠がない場合には、この「タイムカードが店長に勝手に切られてしまう。」問題に対抗できないのかというと、まだあきらめるべきではありません。

労働者の作成したメモも、残業代を請求するときの労働時間の証拠になるからです。

特に、会社側がタイムカードを用意していなかったり、勝手に切っているなどの明らかな不正行為がある場合には、労働者側の準備した証拠が十分でなかったとしても、残業代請求をある程度は認めてもらえることも少なくありません。

2. 会社がタイムカードを準備しなければならない理由

労働者の立場で、タイムカードが用意されていないときに、どのように対応したらよいのかを理解してただくにあたって、なぜ会社がタイムカードを準備しなければならないのか、その理由を弁護士が解説します。

まず、会社は、「必ずタイムカードを用意しなければならない。」というわけではありません。これは、飲食店や小売店など、店舗のあるビジネスでなくても同様です。

ただし、「1日8時間、1週40時間」という上限を超えると残業代を支払わなければならないこと、残業代の支払が不要な労働者(例えば「管理監督者(管理職)」など)であっても健康のために、過度な長時間労働は避けるべきであることから、会社は労働者の労働時間を把握する義務があります。

労働者の労働時間を把握する方法は、タイムカードだけでなくさまざまな方法があり、小さな会社では「目視」でもよいとされています。つまり、出勤、退勤を見て、時間の記録をつければよいというわけです。

しかし、飲食店や小売店など、店舗のあるビジネスにおいては、常に店長などの管理者が店にいるわけではなく、いたとしても接客対応などで忙しいケースもあります。そこで、実労働時間把握のために便利な方法として、「タイムカード」があるわけです。

3. アルバイトでも残業代は発生する?

「タイムカードを勝手に切られている。」という労働問題のときにありがちなのが、飲食店や小売店などで、アルバイト社員であるがために、残業代の請求を、労働者側がすでにあきらめてしまっている、というケースです。

しかし、アルバイトであるか正社員であるかという雇用形態の問題と、残業代請求ができるかどうかの問題とは別であって、アルバイト社員であっても、所定労働時間を超えてはたらけば、残業代請求をすることができます。

そのため、アルバイト社員であったとしても、タイムカードを店長が勝手に切ってしまうような店舗ではたらいている場合には、自分の労働時間の記録を、自分でとっておかなければなりません。

4. 不正打刻をした店長は懲戒処分?解雇(クビ)?

最後に、以上のとおり会社側の義務として実労働時間を把握し、そのためにタイムカードが非常に重要であるにもかかわらず、タイムカードを勝手に切るなどの不正打刻をする店長には、何らかの処罰は下されないのでしょうか。

労働者の立場からすると、店長に対しても、会社が厳しく注意をしたり、場合によっては懲戒処分や解雇(クビ)をすることによって、労働者の残業代請求をする権利を守ってほしいところです。

しかしながら、タイムカードを勝手に切る店長は非常に問題ではあるものの、その店長に対してどのような処分をするかは、会社の判断にゆだねられています。厳しい処分をしなかったからといって、労働者としては、はたらいた分の残業代請求をする以外に、それ以上の責任追及は難しいでしょう。

ただ、店長から、理不尽な残業命令が出ていたり、暴言、暴力などがあったりといったパワハラ行為が横行している店であれば、店長に対して、労働者から直接、慰謝料請求、損害賠償請求を行うことができます。

5. まとめ

今回は、飲食店や小売店など、店舗のあるビジネスでよくありがちな、「店長が勝手にタイムカードを切ってしまう。」問題について、労働者側の相談に弁護士が解説しました。

店のあるビジネスの場合には、店長が常にいるとは限りませんし、アルバイトしかいない時間帯もあり、労働時間の管理、残業代の支払が、不適切かつ違法な状態のまま放置されることもあります。

アルバイトであっても働いた分の残業代を請求することはできますので、タイムカードが勝手に切られていたり、そもそもタイムカードがなかったりといったケースでは、労働問題に強い弁護士に、お早めに法律相談ください。

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